スコーンでお茶の時間
最近「おちゃめなふたご」を再読しています。
イギリスの全寮制の女学院の話で、初読時小学生だった私に大きな影響を与えてくれた作品です。残念なことに引越の際本を処分して以来10年以上ご無沙汰だったのですが、またふつふつと読みたくなってきたのでAmazonマーケットプレイスで田村セツコさんのカラーイラストが描かれた方のシリーズを全巻求めました(なぜポプラ社は表紙のイラストはそのままなのにデザインを改悪したのだろう)。
再読してもやはりこの話が好きという気持ちは変わらないままで、何度も涙ぐんだり一人でニヤニヤしたりしました。
「おちゃめなふたご」を読んでいると「お茶の時間」というものが頻繁に出てきます。これが私の中のスイッチをぱちんと入れたのでした。イギリスのことは何一つ知らないけれど、紅茶とお菓子、ただそれだけが「お茶の時間ごっこ」をいつかしたい!!!と強く思うようになったのです。
オット氏をほったらかしにし「おちゃめなふたご」を読みふけり、「オチャノジカンガー」と事ある毎繰り返す私にオット氏はコレがイギリスの現実なのだ、とジェイミー・オリバーの「スクールディナー」なる凄惨なイギリスの給食事情を扱った興味深い番組を見せてくれたのでした。しかしそれはそれ、これはこれなのです。
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先日ひょっこり某ブラウザのイベントに連れていってもらった際、懇親会でダニエル氏というイギリス人紳士とお話をする機会がありました。そこでわたしはいかに自分がイギリスのお茶の時間に憧れているかを本物のイギリス人にとうとうと語る機会を得ました。
その時、彼の奥様がwebでイギリスのお菓子のレシピを公開しているらしく、そのお菓子を絶賛していたので、今日そのレシピを見ながらスコーンを作ってみることにしたわけです。
他のレシピも検索してみましたが、卵と牛乳が使われるタイプが多いのですね。
今回試したレシピは卵はなし、牛乳ではなくバターミルクを使うレシピです。バターミルクがない人はナチュラルヨーグルトを使うと良いと書かれていたのでそうしました。他のレシピには生クリームを入れたりするものもあるみたいですが、今日思いついてつくろうと思った際、我が家には生クリームは常備していないので普段から常備してある材料で作れるのがありがたいです。
ちょっと残念なことに生地が柔らかくなりすぎて型抜きが出来なかったのですが、外側はサクサク、中はしっとりフワフワなスコーンが焼きあがりました。生地は手で丸めてちょっと形を整えて天板に載せたのですが、膨らむことを想定していなかったので、出来上がりは私の手のひらくらいのどっしりした、イギリス風というよりテキサス風の特大サイズのものになってしまいました…。
次に作るときは今回の半分くらいの大きさで作ります。
お茶はお気に入りのセーデルブレンドで。ポットを出すのが面倒だったので急須を使ったのですがお茶の味には影響ないのでよしとします。
- 作者: エニドブライトン,田村セツコ,佐伯紀美子
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